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5月なのに目がかゆい!?夏の花粉症の特徴と予防対策

5月なのに目がかゆい!?夏の花粉症の特徴と予防対策

【結論】春のスギ・ヒノキ花粉シーズンが終わっても、5〜7月を中心に夏のイネ科植物の花粉が飛散し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの「夏の花粉症」が起こります。この花粉は身近な草むらや道端にも多く、飛散距離は短いものの症状を引き起こしやすいため、外出時のマスク・メガネ着用や草地を避けるなど基本的な対策が必要です。また、免疫力低下を防ぐ生活習慣づくりや、腸内環境を整えて免疫バランスをサポートする乳酸菌の継続的な摂取は、症状の軽減に寄与すると考えられています。症状が重い場合は医療機関への受診も検討しましょう。

検証:菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム
研究成果一覧(LK‑117等)
菊正宗酒造総合研究所

スギやヒノキの花粉症シーズンが落ち着いてくるこの時期に、まだ、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされていませんか?それは、もしかすると、5月から7月にかけて多く飛散するイネ科の花粉が原因かもしれません。

花粉症患者は年々増加しており、春のスギやヒノキ花粉以外にも、夏の花粉症に悩む方も増えています。

春が終わっても鼻水や目のかゆみが止まらない……。それは風邪や熱中症ではなく、「イネ科花粉症」かもしれません。夏特有の花粉症のメカニズムと、体の内側から整える最新のセルフケアを解説します。

イネ科花粉症の臨床的検討

【記事の監修者】
菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
当チームは以下のような研究実績を基盤に、腸内環境・乳酸菌・免疫応答の関係を継続的に検証しています:
・ 神戸大学共同研究(アレルギー抑制モデル etc)
・ 日本生物工学会 技術賞受賞研究

【研究開発に携わる専門家】

米由来乳酸菌「LK-117」の研究には、神戸大学 名誉教授であり 微生物学・生物工学の分野で多くの実績を持つ 水野 雅史 先生 が関わっています。

【研究の根拠】

乳酸菌のアレルギー性鼻炎に対する働きは、IgE だけに依存しない免疫調整作用として報告されています。生酛由来乳酸菌 LK-117 の研究では、Th1/Th2 バランスの調整や、アレルギー反応に関わるサイトカインの変化が確認されています。

研究の詳細は以下にまとめています:
研究成果一覧(学会発表・論文)

※研究結果には限界があり、すべての方に同じ作用が得られるわけではありません。本記事は治療を目的としたものではありません。

夏の花粉症の原因

春の花粉症といえば、スギとヒノキが有名です。これらの花粉の飛散時期は、スギが2~4月、ヒノキが3~5月です。やっと春の花粉症が落ち着いてきたのに、くしゃみや鼻水、目のかゆみが出る場合は、夏の花粉症が疑われます。

5~9月の夏から秋にかけてはイネ科の花粉が飛散しています。

イネと聞くとお米がとれる稲のイメージがありますが、イネ科にはさまざまな種類があり、道端や河川敷、堤防などの身近な自然にも多く生息しています。

イネ科の植物の種類

花粉症の原因となる、イネ科の植物はおもにカモガヤ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサ、ハルガヤ、オオアワガエリなどです。これらは、牧草として海外から輸入され、寒さに強く繁殖力があることから、日本全国で雑草化していきました。そのため、家の近くに田んぼがないからイネ科の花粉症は大丈夫というわけではありません。

イネ科の植物の種類

イネ科植物の中でも特に花粉症の原因になりやすいのが「カモガヤ」です。
「カモガヤ」の高さは50㎝~120㎝程度で、茎の先の節々から枝が出て、枝の先に5mm~9mmほどの小さな穂をつけ、白っぽい花が集まって咲きます。

カモガヤの通常時と開花時

「カモガヤ」は、身近なところに生息しているので、家の近所を散歩しただけでも見つけることができるかもしれません。

イネ科の植物の特徴

イネ科の植物は、歩道の端や空き地、草地、河川敷など身近なところに広く生息しています。イネ科の植物の花粉の飛散範囲は数十メートル程度しかないので、近づかなければあまり影響はありません。しかし、気づかずにイネ科の植物に直接触れてしまうと、花粉症の症状が強く出たり、花粉皮膚炎(肌荒れ)を起こすこともあります。

また、自分の家の庭に生えているイネ科の植物を除草する場合、植物が花を咲かせて花粉を飛ばす前に草刈りを行うとよいのですが、カモガヤなどは茎を地中深くまで伸ばしており、その部分まで駆除しないと、すぐにまた生えてきます。花粉症を予防するには、夏前に雑草駆除するのがいいでしょう。

イネ科の花粉症の予防の基本は、イネ科の植物の特徴を覚えて、なるべく近づかないようにすることです。

夏の花粉症、原因は「身近な雑草」

  • 生息場所: 河川敷、堤防、道端、公園など、ごく身近な場所に生えています。
  • 飛散の仕組み: 背丈が低いため、杉のように数〜数十kmも飛ぶことはありません。ただし、生えている場所に近づくと大量の花粉を吸い込むリスクがあります。
  • 時期: 5月〜8月頃まで飛散が続きます。

イネ科の花粉症の特徴

イネ科の植物の花粉は、スギやヒノキなどの樹木の花粉と違って風に乗って遠くまで飛ぶことはなく、飛散範囲は数十メートル程度です。しかし、花粉が飛散する期間が長く、地域によって異なりますが、真冬以外は少量ですが飛散が確認されています。

【イネ科の花粉の飛散時期】

  • 関東・・・2月中旬~12月下旬:ピークは5月上旬~6月中旬で、4月中旬~7月上旬、7月下旬~10月中旬もやや多め
  • 関西・・・1月上・中旬、2月中旬~11月中旬:ピークは4月下旬~5月下旬で、8月中旬~9月上旬、10月上旬がやや多め

イネ科の花粉症の症状も、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが中心ですが、スギ花粉症よりも目のかゆみ・充血など、アレルギー性結膜炎の症状が強く出やすい傾向があります。イネ科の植物が生息している場所に近づかないようにし、外出時はメガネをかけるなど目の症状の対策もしっかり行うようにしましょう。

口腔アレルギー症候群の人は夏の花粉症も要注意

口腔アレルギー症候群とは、特定の果物や野菜を食べてから約15分以内に唇や口の中にイガイガ感・かゆみ・腫れなどのアレルギー反応が起こる病気です。

特定の食材と花粉中に類似する物質がアレルギー反応を起こすことから花粉症と関連があるといわれています。イネ科花粉症の中でもプロフィリンというタンパク質にアレルギーをもつ場合、同じくプロフィリンが含まれるメロンやスイカに反応してしまう事があるそうです。(交差反応)

メロンやスイカを食べて喉がイガイガする人は、イネ科の花粉症にも反応しやすい可能性があるため要注意です。

イネ科の花粉症の予防対策

イネ科の花粉は、飛散距離が少なく、身近なところに生息しているのが特徴です。

一日のうちで、イネ科の植物の花粉が最も飛散する時間帯は、8時から10時です。また、午前中の気温が低く、午後から気温が高くなってきた場合は、午後の飛散が増えることもあります。特に、気温が高めでよく晴れた日は要注意。

イネ科の花粉症の予防対策の基本は、イネ科の植物が生息している可能性のある草むらなどには近づかないことです。

外出するときには、マスクやメガネの着用、花粉が体に付着しないようにつばの広い防止や、ツルツルした素材の服を着るなどしましょう。

また、外から帰ってきたら花粉を家の中に持ち込まないように、玄関前で花粉を払い落とし、帰宅後は洗顔やうがいを行いましょう。鼻うがいも効果的です。

日常生活でできる花粉症対策

花粉症は、免疫力が低下することで悪化します。

免疫力は、睡眠不足や偏った食事、運動不足、ストレスなどが原因で低下しやすくなります。夏の花粉症のピークとなる5月から7月というのは、新年度から約1か月が経過し緊張や疲れがピークに達する時期でもあるため、免疫力も低下しやすくなっています。

夏の花粉症の症状を悪化させないためにも、日頃から免疫力を高める生活習慣を心がけておくことが大切です。

そんな免疫力と大きく関わっているのが腸です。腸は、免疫細胞の6割以上が集中しており、人の体の中でも最大の免疫器官と言われています。そして、腸の免疫には、乳酸菌がもつ腸内環境を改善するプロバイオティクスが有効と考えられています。
そのため、日頃から免疫力を高めるために、乳酸菌を継続的に摂取している方も多いです。菊正宗が発見した進化系乳酸菌LK-117には、乳酸菌のプロバイオティクスだけでなく、アレルギー体質に傾いた免疫バランスを整える免疫調整機能があります。また、この免疫調整機能は乳酸菌すべてにあるわけではありません。進化系乳酸菌LK-117は、この免疫調整機能による花粉症などのアレルギー症状を緩和する働きも期待されています。

アレルギー対策は「腸」から始まる?

最新の研究では、腸内環境の乱れがアレルギー症状の悪化に関与していることが示唆されています(腸管免疫)。

  • 免疫のバランス: 腸内には全身の免疫細胞の約7割が集まっています。腸内細菌が食物繊維を分解して作る「短鎖脂肪酸」などは、免疫の過剰な反応(アレルギー)を抑える「制御性T細胞」の働きをサポートすると考えられています。
  • バリア機能を高める: 腸内環境を整えることは、全身の粘膜バリアを健やかに保つことにつながります。

的確な花粉症の 治療のために(第2版)

→ 乳酸菌LK-117の免疫調整機能をもっと詳しくみる

FAQ:よくある質問

5月なのに目がかゆいのはなぜですか?
スギやヒノキの花粉症シーズンが落ち着いた5月以降に目のかゆみやくしゃみ、鼻水といった症状が出る場合、5月から7月にかけて多く飛散するイネ科の花粉が原因の夏の花粉症である可能性が高いです。
夏の花粉症の原因となる植物は何ですか?
夏から秋にかけて花粉を飛散させるイネ科の植物が主な原因です。具体的には、カモガヤ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサ、ハルガヤ、オオアワガエリなどが挙げられます。これらの植物は牧草として輸入され、日本全国で雑草化しています。
イネ科の花粉はどのくらいの範囲を飛散しますか?
イネ科の植物の花粉は、スギやヒノキなどの樹木の花粉と異なり、風に乗って遠くまで飛ぶことはなく、飛散範囲は数十メートル程度とされています。そのため、イネ科の植物に近づかないことが予防の基本となります。
イネ科の花粉症の主な症状は何ですか?
くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが中心ですが、スギ花粉症よりも目のかゆみや充血など、アレルギー性結膜炎の症状が強く出やすい傾向があります。そのため、目の症状対策も重要です。
口腔アレルギー症候群と夏の花粉症は関係がありますか?
はい、関係があります。口腔アレルギー症候群は特定の果物や野菜を摂取後に口内にかゆみや腫れなどのアレルギー反応が起こる病気で、花粉と食材中に類似する物質がアレルギー反応を起こすため、花粉症と関連があると言われています。特にイネ科花粉症の人がメロンやスイカなどに反応する「交差反応」が見られることがあります。
イネ科の花粉が最も飛散する時間帯はいつですか?
一日のうちで、イネ科の花粉が最も飛散する時間帯は午前8時から10時です。また、午前中の気温が低く、午後から気温が高くなってきた場合は、午後の飛散が増えることもあります。特に、気温が高めでよく晴れた日は注意が必要です。
夏の花粉症の予防対策にはどのようなものがありますか?
イネ科の植物が生息している草むらなどに近づかないことが基本です。外出時にはマスクやメガネの着用、つばの広い帽子やツルツルした素材の服を着るなどが有効です。帰宅時は、玄関前で花粉を払い落とし、洗顔やうがい、鼻うがいも効果的です。
免疫力を高めることは夏の花粉症対策になりますか?
はい、花粉症は免疫力の低下によって悪化することがあります。睡眠不足や偏った食事、運動不足、ストレスなどが免疫力低下の原因となるため、日頃から免疫力を高める生活習慣を心がけることが大切です。腸には免疫細胞の6割以上が集中しており、乳酸菌の摂取などによる腸内環境の改善も免疫力向上に役立つと考えられています。

まとめ

今回は夏のイネ科の植物による花粉症について解説しました。夏の花粉症も、スギやヒノキによる花粉症と同様に、できるだけ花粉に触れないようにすることが大切です。

外出時は草むらを避け、帰宅後は洗顔やうがいで花粉を落とすといった基本の対策に加え、日々の食生活で乳酸菌や食物繊維を積極的に摂り、腸内環境を健やかに保ちましょう。夏の鼻炎は「寝苦しさ」を招き、夏バテを加速させる要因にもなります。放置せず、セルフケアと適切な医療機関の受診を組み合わせて、快適な夏を過ごしましょう。

花粉症と乳酸菌に関する情報については、以下にて詳しく説明しています。
花粉症と乳酸菌まとめ|腸内環境から考える新しい対策法

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