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子どものストレス、ひどくなる前に

日本で新型コロナウイルス感染症が確認されてから、1年半以上が経過し、第3波、第4波と感染拡大する中で、感染者数が少なくなってきたと思っても、またリバウンドしたりと、一体いつになればいつもの日常をとり戻せるのだろうとモヤモヤした毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

リモートワークや休業要請などで自宅待機となったりと、多くの人の環境が変化し、収束の見通しもたたない中、不安やストレスにさらされ、気分の落ち込みが激しくなったり、仕事や家事が手につかないなどの抑うつ状態になる人が少なくありません。自粛生活や感染への不安から、「コロナうつ」という言葉が生まれるほど、人の心に悪影響を及ぼしています。

このような症状は、大人だけでなく子どもにも深刻な影響を与えていることをご存知でしょうか。

毎日元気に遊びまわる子どもたちを見ていると、「ストレスとは無縁では…?」と思ってしまいますが、学校のプールや運動会、遠足などが中止になったり、本来なら楽しく食べるはずの給食を、黙って前を向いて食べる…ことなど、気づかないうちにストレスを抱えることとなっています。
子どもは、このモヤモヤがストレスだとは気づかないので、大人と違い、「イライラする!」、「ストレスが溜まった!」などと言葉にできません。
しかし、何かしらのサインを出しているはずなのです。
原因はわからないけど、突然、学校へ行きたくないと言い出した…など、そういえば…と気になることはありませんか?

「ストレス」には種類がある

ストレスとは、精神的・肉体的ひずみや不均衡をもたらす種々の刺激のことを言います。
主に、3種類に分けられ、

<心理・社会的ストレス> ⇒ 不安、心配、恐怖、緊張など
<物理・化学的ストレス> ⇒ 暑さ、寒さ、湿度、騒音など
<生物学的ストレス>   ⇒ 疲れ、痛み、病気、怪我など

就職や、昇進などの嬉しい緊張もストレスです。
ある程度のストレスは人にとって必要ですが、過度になると身体に悪影響を及ぼします。
ストレスで起こる身体の変調は、円形脱毛症、不眠、頭痛、めまい、肩こり、多汗、じんましん、下痢、便秘など、心理面では無気力、無関心、無感動といった変調が現れます。
子どもも、ストレスとなる根本の原因は大人とほぼ同じですが、症状は大人と少し違います。

<心のストレス>  ⇒ イライラしやすい、怒りっぽい、落ち込みやすい、感情の起伏が激しい
<身体のストレス> ⇒ 食欲がない、寝付きが悪い、便秘・下痢、頭痛、腹痛などの体調不良
<行動のストレス> ⇒ いつもと違う行動をとる、口数が減る、甘える、乱暴になる、登校を拒否する、つめを噛む

小学生くらいの子どもだけでなく、乳幼児にもあり得ることで、

・普段以上に泣き叫んだり、苛立ったり、親から離れようとしない
・お漏らしや、おねしょなど赤ちゃん返りする
・不安や心配が強まり、注意力、集中力が低下する
・遊びの中で、今起きている出来事を再現する
・食欲不振や睡眠習慣が乱れる

といったストレスに対する反応が起こります。

ストレスを発散できずにいると…


大人はストレスを発散する術を知っています。
例えば、今はなかなか難しいかもしれませんが、大きな声で歌ったり、友人と会っておしゃべりしたり、お酒を飲んだり。1人でゆっくりお茶をしたり、映画鑑賞しに行くという方もおられるかもしれませんね。

しかし、子どもはそうもいきません。
ストレスをストレスだと認識できず、発散したくても、どう表現してよいかわからないので、溜め込んでしまうか、イライラと共に横柄な態度を取ったり暴言を吐いてしまったりということになります。
親も人間ですから、子どもに偉そうな態度を取られると、これまたイラっとしてしまい、ついつい言い返してしまったり。余裕があれば聞き流せるのですけれど…。

ストレスが原因で、「お腹が痛い…」と言い出すこともあります。トイレに行っても、出ない。でも痛いと言う。なんとなく痛いのです。痛いと言っている子どもを無理矢理学校へ行かせるのもどうしたものか…と悩みます。毎朝これでは、学校にもなかなか行けません。お仕事をされているお母さんは、自分も頻繁に休むわけにはいかず、更に悩んでしまいますよね。

でもまさか、子どもがストレスを抱えているなんて思わないので、ただのワガママなのでは…と思って対処されているお母さんも多いのではないでしょうか。

しかし、うまくストレスを発散させてやらないと、更に悪い方向へ進んでしまう可能性もないとは言い切れないのです。

子どもも「うつ」になる可能性はある

現在、うつ病の患者数(治療を受けている大人・子ども含む)は約70万人と推定され、治療を受けていない罹患者はその3~4倍存在すると言われ、うつ病は国民の健康を脅かす重大な病気のひとつだといえます。

昔は、児童思春期の患者に成人と同様の基準で診断できるようなうつ病は存在しないと考えられていましたが、1970年代後半から、児童思春期においても成人の診断基準を満たすうつ病が存在することが明らかになりました。
近年の疫学的報告では、うつ病の初発エピソードの頻度は、12歳から急速に上昇し、12歳以降は成人の発症率と大きな違いがないことが明らかになっています。
※日本うつ病学会治療ガイドラインより

児童思春期においても成人の診断基準を満たすうつ病が存在することが明らかに
参考:日本うつ病学会治療ガイドライン

それくらい、ストレスを抱えている子どもが多いということです。
子どものうつ病は、周囲の環境に大きく影響を受けると言われています。
例えば、家族関係(特に両親の仲)・友人関係・勉強や近親者の死などです。
子どものうつ病においては、症状が年齢によって違い、一貫性がなく個人差が大きいので、「こうだからうつ病だ!」とはっきりわからない上に、子どもは今の自分の状態をうまく表現できないので、判断が難しいのが現状です。
よく似た症状で、実は注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム症(ASD)などと見極めがつきづらいものだったということもあり得ます。
いずれにせよ、児童や思春期の子どもを専門としている心療内科や、今はスクールカウンセラーなどを配置している学校も多くあるので、相談してみるのもよいかもしれません。

子どもがストレスを溜め込まないために


今は、マスクを常時着けていなくてはならず、学校でも体育の時と給食の時以外はほとんど着用していることでしょう。
子どもたちの間で、マスクを着ける着けないでケンカが起きたり、マスクをしているので表情が見えず、先生に話しかけづらいといったこともあるようです。
放課後も、本来なら友達と楽しく遊べる時間のはずが、「友達の家に上がってはいけない」などと親から言われており、遊びたいけど遊べない。
親としては、感染予防のために言いたくないけれど仕方なく言っているのですが、常に緊張感を与えてしまっており、こういったこともストレスへと繋がっているのです。

もしかしてストレスのサイン?

普段の様子を見ていると、何かに気づくかもしれません。
そんな時は、子どもに「声をかけて、話を聞いて」あげてください。
間違っていても大丈夫。
「気にかけてくれている」という事実が、子どもには支えとなるのです。
話をするぞ!と特別に話し合う場を設けてしまうと、子どもは変に緊張して話したいことも話せないので、普段の何気ない場面(お風呂に入っている時やご飯を食べている時など)で話をするのが良いと思います。話を遮り、口出ししたくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢です。最後まで聞いてあげてください。
すると、自分を心配してくれているお母さんに安心して、ストレスも和らぐかもしれません。

子どものストレス解消法

子どもの気分転換も大切です。
子どもが夢中になれる、そういう時間を作ってあげてください。
長時間しなくても大丈夫です。

・体を動かす ⇒ 好きなスポーツがあれば一番良いですね。親子で散歩やジョギングもオススメです。今は自宅でもエクササイズが出来るゲームがあるので、それを一緒にやるのも良いでしょう。You Tubeでダンスなどもあります。

・料理やお菓子作り ⇒ 普段はできない時間のかかる料理やお菓子作りにチャレンジしてみるのもよいでしょう。親のサポートは必要ですが、自分で作ったという達成感が得られます。外食もなかなかできないので、例えば実際に食材を用意し、店員さんとお客さんに扮して自分で中に挟むものを選び、自分だけのハンバーガーを作るなど工夫することもできます。

・工作や手芸などでモノ作り ⇒ 手を動かして没頭するのもストレスの発散になります。ダンボールで家を作ったり、編み物やぬいぐるみ作りなどいかがでしょうか。

・いつもと違うことで気分転換 ⇒ ベランダに机やイスを持ち出しておやつを食べたり、おうちキャンプで室内にテントを張って寝てみたら、子どもは大興奮間違いなし!普段はできないことなので、よい気分転換になるでしょう。

子どものストレスやサインは親だとしてもわかりづらいもの。
しかし、少しだけ注意をして見ているだけで発見できるのも親です。
神経質になってしまっては、親自身もストレスとなるので、普段から子どもの様子を注視できるとよいですね。

ストレスと乳酸菌


人の腸内には約100兆個、1000種類以上もの腸内細菌が生息しています。
食物からの栄養の吸収、ビタミンやたんぱく質の合成、体外からの新たな病原菌の侵入の防止など、多岐にわたる重要な機能を担っています。

近年、腸内環境は脳の機能にも影響を与えるという研究結果やストレス症状に対するプロバイオティクス(生きた善玉菌を含む食品)の効果も報告されており、うつ病の発症要因として注目されるようになってきています。
そして、ある企業の研究結果で、大うつ病障害患者と健常者の腸内細菌(善玉菌のビフィズス菌と乳酸桿菌の菌数を比較したところ、うつ病患者はビフィズス菌の菌数が特に低く、さらにビフィズス菌・乳酸桿菌が一定の菌数以下であることが明らかになりました。
つまり、善玉菌が少ないとうつ病リスクが高まるということがわかったのです。

腸は第二の脳と言われるように、腸の不調は脳に反映され、脳に受けたストレスがまた腸に反映されるので、ストレスを感じることでお腹が痛くなるということは広く知られていることでしょう。
ある企業の研究で、乳酸菌を摂取し続けたところ、脳の一部の血流が抑制され、ストレス感受性を低下させることができたそうです。脳からの指令で、ストレスホルモンが減ることがわかったということです。
つまり、腸内環境を改善することで、善玉菌(乳酸菌)が優位となり、ストレスを緩和させることができたというわけなのです。

体の中からもストレスにアプローチを

腸内環境を改善する方法は色々あります。
食生活の改善、適度な運動、快便など、一言で「腸内環境改善」と言っても、なかなか思うように実行できないと思います。
特に、子どもとなると、「体にいいからこうした方がよい」と色々やらせようとしても、本人にはその行動自体がメリットに感じないので、やってくれないでしょう。

そこでオススメしたいのが、乳酸菌飲料です。
乳酸菌飲料というと、「乳」ということで乳製品だと勘違いしてしまいがちですが、乳酸菌飲料=乳ではありません。ですので、乳のアレルギーをお持ちのお子様も安心して飲むことができます。(製品によっては、乳酸菌飲料の中に乳製品が含まれている場合もあるので、注意が必要です)
食事で腸内環境を整えるのは、子どもにとっては難しいものですが、乳酸菌飲料なら、お子様もすすんで摂取しやすいでしょう。
フルーツなどを足して、一緒にビタミンを摂取するものいいですね。
ただし、乳酸菌飲料の中には糖分を多く含むものもあります。乳酸菌が良いからといって、過剰に摂取してしまうと、肥満や虫歯の原因にもなりかねないので気をつけましょう。

乳酸菌を含む製品は色々ありますが、日本人の腸と相性が良いとされる植物由来の乳酸菌の中でも、日本人に最も適した「米」由来の乳酸菌を特にオススメします。
LK-117は、ストレスの多い人や不規則な生活、偏った食生活をしている現代人の乱れた免疫バランスを整え、毎日の健康に貢献する進化系乳酸菌です。
自然な甘みなので、お子様にも安心して召し上がっていただけます。

⇒ 日本酒づくりから生まれた「進化系乳酸菌」

味が好みでないなど、子どもが飲みづらいと感じたら、タブレットタイプのものもありますので、ラムネのように食べることが出来てこちらもオススメです。

子どもも親もストレスと上手く付き合いましょう


ストレスや疲れなどと無縁の人生を送ることは不可能です。
それは大人も子どもも同じことで、適度にストレスを感じる方が、よりよい結果を残せることもあるくらいです。
過度なストレスは体にも心にもよくないことですが、休養をしっかり取って上手く付き合いバランスを保つことで心の健康にも繋がるということです。

今の世の中、イライラすることも多く、子どもを思いやることも難しいでしょう。
まずは親自身の不安や気持ちに目を向けて、自分を労い、リフレッシュすることで、気持ちに余裕ができ、子どもに真剣に向き合ってあげることができると思います。
言葉では簡単ですが、実際子どものイライラに向き合うとなると…こちらもイライラする気持ち、わかります。
子どもも大切ですが、お母さん自身も大切です。
お子様と一緒に、まずは乳酸菌飲料で乾杯!してみませんか?

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