乳酸菌の美容と健康LABO

【薬だけでは不安な方へ】花粉症・アレルギー対策は腸内環境から

2020年の花粉症はいつからいつまで?薬をやめるタイミングは?

【結論】春のスギ・ヒノキ花粉シーズンが終わっても、5〜7月を中心に夏のイネ科植物の花粉が飛散し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの「夏の花粉症」が起こります。この花粉は身近な草むらや道端にも多く、飛散距離は短いものの症状を引き起こしやすいため、外出時のマスク・メガネ着用や草地を避けるなど基本的な対策が必要です。また、免疫力低下を防ぐ生活習慣づくりや、腸内環境を整えて免疫バランスをサポートする乳酸菌の継続的な摂取は、症状の軽減に寄与すると考えられています。症状が重い場合は医療機関への受診も検討しましょう。

検証:菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム
研究成果一覧(LK‑117等)
菊正宗酒造総合研究所

春のスギ・ヒノキ花粉症をはじめ、アレルギー症状は多くの方の日常の悩みの種です。一般的に、マスクやメガネといった「花粉を体内に取り込まない対策」と、薬による「症状の緩和」が中心ですが、実は症状の重さには体の内側の状態、特に「免疫機能」が深く関わっています。

花粉症は、私たちの体が花粉(アレルゲン)に対して過剰に反応してしまう、いわゆる免疫の誤作動です。本記事では、免疫機能の鍵を握る腸内環境(腸内細菌叢)と花粉症の密接な関係を、専門的な知見に基づいて深掘りします。そして、内側から免疫バランスをサポートする米由来の乳酸菌の可能性について考察します。

鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2016 年版 (改訂)―抗ヒスタミン薬使用のポイント―
花粉症の初期治療について

【記事の監修者】
菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
当チームは以下のような研究実績を基盤に、腸内環境・乳酸菌・免疫応答の関係を継続的に検証しています:
・ 神戸大学共同研究(アレルギー抑制モデル etc)
・ 日本生物工学会 技術賞受賞研究

【研究開発に携わる専門家】

米由来乳酸菌「LK-117」の研究には、神戸大学 名誉教授であり 微生物学・生物工学の分野で多くの実績を持つ 水野 雅史 先生 が関わっています。

【研究の根拠】

乳酸菌のアレルギー性鼻炎に対する働きは、IgE だけに依存しない免疫調整作用として報告されています。生酛由来乳酸菌 LK-117 の研究では、Th1/Th2 バランスの調整や、アレルギー反応に関わるサイトカインの変化が確認されています。

研究の詳細は以下にまとめています:
研究成果一覧(学会発表・論文)

※研究結果には限界があり、すべての方に同じ作用が得られるわけではありません。本記事は治療を目的としたものではありません。

花粉症対策の基本:いつから、何をすべきか

花粉症の症状を軽減するには、飛散が始まる前の予防的な対策が極めて重要です。

花粉の飛散時期と薬の適切なタイミング

スギ花粉は例年2月上旬から4月下旬、ヒノキ花粉は3月上旬から4月下旬に飛散量が多くなると言われています。症状がひどい方は、わずかな花粉が飛び始める1月下旬頃から準備が必要です。

花粉症薬の種類と作用の違い
  • 初期療法:市販の抗ヒスタミン剤(症状が出た後に服用)もありますが、毎年症状が出る方は、抗アレルギー剤など、花粉が飛散し始める2週間ほど前からの予防的な服用が、症状の出現を遅らせたり、軽くしたりする効果が期待できます。
  • セルフケア:薬物療法と並行して、「花粉を体内に取り込まない」(マスク、帰宅時の花粉除去など)と、「粘膜と免疫機能を正常に保つ」という二つのセルフケアが不可欠です。

花粉症の症状悪化は「免疫力の低下」が影響

花粉の飛散量が多い・少ないにかかわらず、睡眠不足やストレスなどにより体の免疫力が低下していると、症状が悪化しやすいことが知られています。免疫機能の正常化こそが、花粉症の根本的な予防につながります。

免疫細胞の7割:腸内細菌叢(そう)とアレルギーの関係(深掘り解説)

私たちの体にある免疫細胞の約6〜7割は、腸に集中しています。つまり、腸内環境の良し悪しが、全身の免疫バランスを大きく左右するのです。

アレルギーは「免疫の暴走」:腸内細菌の役割

科学ジャーナリストの石田雅彦氏の考察によると、花粉症の増加原因の一つとして、食生活の変化などによる腸内細菌叢の撹乱が仮説として挙げられています。腸内細菌叢は、過度なアレルギー反応を防いだり、炎症を保護したりする役割を担っていることが示唆されています。

  • 善玉菌の減少:腸内細菌叢のバランスが崩れ、善玉菌(有用菌)が減少し、悪玉菌(有害菌)が増加することで、免疫機能が低下し、アレルギーを引き起こす危険性があると考えられています。
  • 悪循環の防止:特定の腸内細菌(Bacteroides fragilis groupなど)が花粉症患者で増加し、症状の悪化との関連が示唆された研究もあります。善玉菌を摂取することで、この悪玉菌の増加を抑制し、アレルギー症状の軽減に繋がる可能性が推測されています。
免疫をお城の例えたイメージ

【専門性の高い考察】
腸内細菌は、我々が消化しにくい食物繊維をエサにし、短鎖脂肪酸(酪酸など)を産生します。この短鎖脂肪酸が悪玉菌の増殖を抑え、腸内細菌叢のバランスを保ち、結果的にアレルギー治療にも効果があることが示唆されています。腸内環境を整えることは、全身の粘膜組織(鼻、気管、腸など)の健康維持にも繋がると考えられます。

日本の知恵:米由来乳酸菌による免疫バランスのサポート

腸内環境を整えるためには、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖、そして善玉菌そのものである乳酸菌を積極的に摂ることが大切です。

体質に合う乳酸菌を選ぶ重要性

日本人の腸には、古来から馴染みの深い米や植物性発酵食品から発見された乳酸菌が、より親和性が高い可能性が示唆されています。近年、乳酸菌の研究は進み、単なる整腸作用だけでなく、特定の有用性を持つ菌株が注目されています。

乳酸菌「LK-117」の研究知見

長年の日本酒造りの知恵と発酵技術から生まれた米由来の「乳酸菌(LK-117)」は、以下のような有用性が研究で示唆されています。

  • アレルギー症状への有用性:神戸大学・兵庫県工業技術センターとの共同研究において、アトピーや花粉症の原因となる乱れた免疫バランスを整える有用性が示唆されています。
  • 腸の健康維持:腸内環境を良好に保つことで、全身の免疫機能が働きやすい環境作りをサポートし、アレルギー体質の改善を内側から支える可能性が示唆されています。

薬に頼るだけでなく、内側から体の土台を整えたいと考える方、特にお子様の体質が気になる親御さんにとって、この米由来乳酸菌は、手軽で有効な手段となり得ます。

FAQ:よくある質問

花粉症対策で「免疫の7割が腸にある」とはどういう意味ですか?
免疫細胞の約6〜7割は腸に集中しているため、腸内環境の状態が全身の免疫バランスを大きく左右するという意味です。花粉症などのアレルギー症状は免疫の過剰な反応であり、腸内環境を整えることが、免疫バランスの調整につながる可能性が示唆されています。
乳酸菌はどのように花粉症やアレルギーに役立つ可能性が示唆されていますか?
乳酸菌の摂取により腸内環境が改善されると、アレルギーの原因となる免疫の過剰反応を抑えるよう、免疫バランスを整える作用がある可能性が研究で示唆されています。特定の乳酸菌株は、花粉症の症状悪化に関わる悪玉菌の増加を抑制する働きも推測されています。
「米由来の乳酸菌」は、花粉症対策として特にメリットがあるのですか?
日本人の食生活(米、植物性発酵食品)との親和性が高いとされる米由来の植物性乳酸菌は、日本人の腸内環境になじみやすく、継続的な摂取に適していると考えられます。研究により、特定の米由来乳酸菌(LK-117など)は、アトピーや花粉症の原因となる免疫バランスの乱れを調整する有用性も示唆されています。

まとめ:内側からの花粉症対策

花粉症対策は、外からの防御と、薬による緩和だけではありません。体の免疫機能の要である腸内環境を、日々の食生活や、米由来の乳酸菌といった手軽な手段で整えることが、症状の悪化を防ぎ、快適な毎日を送るための根本的な鍵となります。

アレルギーと腸内環境、花粉症と乳酸菌に関する情報については、以下にて詳しく説明しています。
アレルギーと腸内環境まとめ|子どもの予防・乳酸菌の最新知見
花粉症と乳酸菌まとめ|腸内環境から考える新しい対策法
LK-117乳酸菌とは?研究から見るその可能性と有用性

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