【記事の監修者】
菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム
本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
【研究の根拠】
殺菌乳酸菌(死菌)にも免疫調整作用があることが複数の研究で示されています。
研究の詳細:研究成果一覧
※本記事は治療を目的としたものではありません。
「生きた乳酸菌」と「死菌」の違い
「生きた乳酸菌」は、製造・流通の過程で生存状態を保っている乳酸菌を指します。一方、加熱殺菌などの処理を経た乳酸菌は「死菌」と呼ばれ、菌としては死んでいても、菌体の構造(成分)自体は残っています。
「生きて腸まで届く」という考え方の変化
かつては「生きたまま腸に届く」ことが乳酸菌の価値の中心と考えられてきました。しかし胃酸などの影響で、生きた菌の多くは腸に届く前に死滅するとも言われています。近年の研究では、死菌であっても、その菌体成分が腸管の免疫細胞(マクロファージ等)に直接働きかけることが分かってきており、「バイオジェニックス」という考え方が広がっています。
死菌の働きについてさらに詳しくは、以下の記事で解説しています。
▶ 【専門家解説】生きてるより死んだ乳酸菌がアレルギーなどに働く
FAQ:よくある質問
- 生きた乳酸菌とは何ですか?
- 製造・流通の過程で生存状態を保っている乳酸菌のことです。対して、加熱殺菌などの処理を経た乳酸菌は「死菌」と呼ばれます。
- 生きた乳酸菌の方が死菌より優れていますか?
- 一概にそうとは言えません。死菌であっても、菌体成分が免疫細胞に働きかける機能があることが研究で分かってきており、生死だけで優劣を判断できないという理解が広がっています。
- 生きた乳酸菌は本当に腸まで届きますか?
- 胃酸などの影響で、多くは腸に届く前に死滅すると考えられています。ただし、たとえ死滅しても菌体成分としての働きが期待できるため、「届くかどうか」だけにこだわる必要はないという考え方もあります。
- 「バイオジェニックス」とは何ですか?
- 生菌・死菌を問わず、菌体成分そのものが腸管免疫などに直接作用する機能のことです。プロバイオティクス(生菌の働き)とは異なる概念として近年注目されています。
まとめ
「生きた乳酸菌」と「死菌」は対立する概念ではなく、それぞれに異なる働きが期待されています。生死だけにこだわらず、研究の裏付けがある菌株かどうかで選ぶことが大切です。
乳酸菌全般の働き・選び方については、以下で詳しく説明しております。
▶ 乳酸菌・プロバイオティクス完全ガイド|効果・選び方・安全性
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本記事は研究結果や一般的な知見をもとにした情報提供を目的としており、医療行為や治療を目的としたものではありません。症状がある場合は医師や専門家にご相談ください。