【記事の監修者】
菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム
本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。当チームは、神戸大学との共同研究や日本生物工学会 技術賞受賞研究を基盤に、乳酸菌と腸内環境・免疫の関係を継続的に検証しています。
【研究開発に携わる専門家】
米由来乳酸菌「LK-117」の研究開発には、大阪青山大学 教授(神戸大学 名誉教授)水野 雅史 先生が関わっています。水野先生は、日本生物工学会「生物工学技術賞」、日本食品科学工学会「学会賞」を受賞されています。
詳しい研究実績:[大阪青山大学 教員紹介] / [researchmap]
【研究の根拠】
乳酸菌・発酵食品については、期待できる点と、まだ分かっていない点の両方を正確に伝えることが重要と考えています。
研究の詳細:研究成果一覧(学会発表・論文)
※本記事は治療を目的としたものではありません。
風邪でアトピーが悪化したように見える理由
- 発熱・発汗:汗が肌を刺激して、かゆみが強くなることがあります。
- 乾燥:発熱・咳・鼻水で水分が失われ、肌が乾燥しやすくなります。
- 睡眠不足・不快感:夜の咳や鼻づまりで眠れず、かゆみを強く感じ、無意識にかいてしまいます。
- 食欲低下・体力低下:体調不良で、肌のケア(保湿・塗り薬)が後回しになりがちです。
- 鼻をかむ・拭くことによる刺激:鼻・口のまわりが、ティッシュや唾液で荒れます。
- 感染症自体が悪化因子:日本皮膚科学会のガイドラインでも、感染症は悪化因子の1つとして扱われています(アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024)。
見逃したくない危険なサイン
アトピー性皮膚炎の皮膚は、バリア機能が低下しているため、ウイルスや細菌に感染しやすい状態です。次のサインがあるときは、すぐに皮膚科・小児科を受診してください。
- 皮疹の部分に、小さな水ぶくれやただれが急に広がる(単純ヘルペスウイルスによる感染症などが疑われます)
- 発熱・強い痛み・リンパ節の腫れを伴う
- 黄色いかさぶた・膿が出る、じゅくじゅくが広がる(とびひなど)
- ぐったりしている、機嫌が極端に悪い、食事・水分がとれない
アトピー性皮膚炎の方は、発熱とともに皮膚症状が急に悪化したときは、自己判断せず受診してください。
風邪をひいたときの家庭での対処
- 保湿・塗り薬は、中断しない:体調が悪くても、医師に指示された保湿・塗り薬は続けます(自己判断で中止・増減しない)。
- 汗をこまめに拭く・着替える:発熱時は汗をかきやすいため、湿った衣類は着替えます。
- 入浴は体調に合わせて:熱があるときは、ぬるめのシャワーで汗を流す程度に。肌をこすらず、入浴後すぐ保湿します。
- 部屋の湿度・室温を整える:乾燥しすぎないようにします。
- 水分をこまめにとる
- 鼻・口のまわり:やわらかいティッシュで押さえるようにふき、保湿剤(ワセリンなど)で保護する
- 爪を短く保つ:夜のかき壊しを防ぎます。
- 薬は医師・薬剤師に相談:風邪薬との組み合わせ、塗り薬の使い方は医師・薬剤師に確認します。
風邪をひきにくくするために
- 手洗い・うがい:基本の感染対策
- 睡眠・食事・運動:生活リズムを整える
- 予防接種:インフルエンザなど、接種できるものは医師に相談して受ける
- 日頃の保湿・治療:皮膚のバリア機能を保つことが、感染症の予防にもつながります
- 人混みを避ける・マスク:流行期は特に
腸内環境と免疫の関係は研究されていますが、乳酸菌で風邪やアトピーの悪化を確実に防げると示された段階ではありません。生活習慣・治療・保湿を基本に、補助的に発酵食品などを取り入れてください。子どもの風邪対策は子供の風邪対策に『腸活』が欠かせない理由もご覧ください。
受診の目安
- 皮疹の部分に急に水ぶくれ・ただれが広がる、発熱を伴う(早めに受診)
- 風邪が治っても、アトピーの悪化が1〜2週間続く
- 眠れないほどかゆい、かき壊している
- 風邪を何度も繰り返す
- 咳が長引く、息苦しさ・ぜいぜいがある
アトピー性皮膚炎と乳酸菌・プロバイオティクスの関係は、日本皮膚科学会ガイドラインの評価をもとにアトピーに乳酸菌は効く?ガイドライン2024の評価で解説しています。
FAQ:よくある質問
- 風邪をひくとアトピーが悪化するのはなぜですか?
- 発熱による汗・乾燥・睡眠不足・体調不良によるケアの乱れなどが重なることや、感染症自体が悪化因子であることが理由と考えられます。日々の保湿と、医師に指示された治療を続けることが大切です。
- アトピーの子は、風邪をひきやすいですか?
- アトピー性皮膚炎の皮膚はバリア機能が低下しているため、感染しやすい状態になりやすいとされています。個人差があるため、手洗い・睡眠・保湿などの基本をおさえてください。
- 風邪のとき、アトピーの塗り薬はやめたほうがいいですか?
- 自己判断で中止・増減せず、医師の指示どおりに続けてください。風邪薬との組み合わせや、使い方に不安がある場合は、医師・薬剤師に相談してください。
- 発熱時の入浴はどうすればいいですか?
- 熱があるときは、ぬるめのシャワーで汗を流す程度にし、肌をこすらず、入浴後すぐ保湿してください。体調が悪い場合は、無理に入浴しなくても構いません。
- すぐ受診したほうがいい症状はありますか?
- 皮疹の部分に急に水ぶくれ・ただれが広がる、発熱・強い痛みを伴う、黄色いかさぶた・膿が出る、ぐったりしているといった場合は、早めに皮膚科・小児科を受診してください。
- 乳酸菌で風邪やアトピーの悪化を防げますか?
- 乳酸菌で風邪やアトピーの悪化を確実に防げると示された段階ではありません。日本皮膚科学会ガイドライン2024でも、プロバイオティクスは症状改善について一律には推奨されていません。生活習慣・治療・保湿を基本にしてください。