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肘の内側のかゆみ:あせもに共通する「肌と腸の連鎖」と免疫学

    肘の内側のかゆみ:あせもに共通する「肌と腸の連鎖」と免疫学

    By 菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム | 乳酸菌の美容と健康 | 0 comment |

    公開日: 2020年07月25日
    更新日: 2026年02月14日

    【結論】肘の内側のかゆみやあせも、アトピー性皮膚炎は、汗や摩擦といった外的刺激だけでなく、皮膚のバリア機能や免疫バランス、そして腸内環境とも深く関わっています。近年、皮膚・腸・脳が互いに影響し合う「腸脳皮膚相関」が注目されており、腸内環境の乱れが皮膚の炎症を悪化させる可能性が示されています。本記事では、治りにくい皮膚炎の背景、腸と免疫の関係、そして外側と内側の両面からできるケア方法を分かりやすく解説します。

    検証:菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム
    研究成果一覧(LK‑117等)
    菊正宗酒造総合研究所

    この記事のポイント

    • はじめに
    • 記事の監修者
    • 治りにくい皮膚炎の病態:あせも・アトピーの連動メカニズム
      汗や摩擦によって起こるあせもと、免疫バランスが関わるアトピー性皮膚炎。これらがどのように連動し、悪化しやすいのか、その背景を整理します。
    • 皮膚炎の根本対策:「腸脳皮膚相関」と発酵免疫学
      皮膚の炎症は皮膚だけの問題ではなく、腸内環境や自律神経ともつながっています。腸脳皮膚相関の仕組みと、発酵菌・乳酸菌がどのように働くのかを解説します。
    • 掻き壊しを防ぐ実践的ケア:外側と内側の両面戦略
      保湿や衣類選びなどの外側ケアと、腸内環境を整える内側ケアを組み合わせることで、かゆみの悪循環を断ち切る方法を紹介します。
    • よくある質問
      あせもやアトピー、皮膚のかゆみに関するよくある疑問を整理し、日常で迷いやすいポイントを分かりやすくまとめています。
    • まとめ:まとめ:皮膚のトラブルは「腸管免疫」から整える時代へ
      皮膚炎と腸内環境の関係を振り返り、日常で意識すべきポイントを整理します。腸管免疫を整える重要性を再確認できます。
    ドヨーン

    「子どもの痒いって言ってる?これってアレルギー?」

    ドヨーン

    「夏になると、痒くなるんだよね」

    肘の内側に繰り返し現れるかゆみや湿疹は、お子さまを持つ親御さんにとって非常に切実な悩みです。汗が原因のあせもか、体質的なアトピー性皮膚炎なのか、その判断は難しく、対策が後手に回りがちです。しかし、これらの皮膚トラブルを根本から解決するためには、目に見える皮膚表面のケアだけでなく、体の内側、すなわち「腸内環境と免疫」との深い連鎖を理解することが不可欠です。

    本記事では、皮膚炎の病態生理学的な側面を深く考察し、皮膚バリア機能の破綻と腸管免疫のバランス異常がどのように連動しているのかを解説します。そして、最新の研究でその有用性が示唆されている米由来の乳酸菌が、この「肌と腸の連鎖」にどのように貢献するのか、専門家の視点からご紹介いたします。

    菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム

    【記事の監修者】
    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
    当チームは以下のような研究実績を基盤に、腸内環境・乳酸菌・免疫応答の関係を継続的に検証しています:
    ・ 神戸大学共同研究(アレルギー抑制モデル etc)
    ・ 日本生物工学会 技術賞受賞研究

    【研究開発に携わる専門家】

    米由来乳酸菌「LK-117」の研究には、神戸大学 名誉教授であり 微生物学・生物工学の分野で多くの実績を持つ 水野 雅史 先生 が関わっています。

    【研究の根拠】

    生酛由来乳酸菌や米発酵液に関する研究では、皮膚の保湿因子であるヒアルロン酸産生の促進や、免疫バランスの調整作用が報告されています。また、LK-117 に関する研究では、アレルギー反応に関わる免疫指標の変化が確認されています。

    研究の詳細は以下にまとめています:
    研究成果一覧(学会発表・論文)

    ※研究結果には限界があり、すべての方に同じ作用が得られるわけではありません。本記事は治療を目的としたものではありません。


    治りにくい皮膚炎の病態:あせも・アトピーの連動メカニズム

    肘の内側は、構造上、皮膚が薄く、曲げ伸ばしによる摩擦や、汗の貯留が起こりやすいため、皮膚炎が多発する部位です。掻き壊しによってバリア機能が破綻すると、症状が慢性化し、特にアトピー性皮膚炎においては悪循環を引き起こします。

    皮膚バリア機能の破綻:乾燥と炎症の連鎖

    皮膚のバリア機能は、角質細胞がレンガのように並び、その間をセラミドなどの細胞間脂質がセメントのように埋めることで成り立っています。このバリアが破綻すると、以下の問題が生じます。

    1. 水分保持能力の低下(乾燥): セラミドや天然保湿因子(NMF)が減少し、肌の水分が蒸発しやすくなります。
    2. 外部刺激の侵入: 汗に含まれる塩分、ダニ、花粉、細菌などの刺激物質が容易に皮膚内部に侵入し、炎症を誘発します。

    あせも(紅色汗疹)による一時的な炎症も、このバリア機能の破綻を招き、アトピー性皮膚炎を持つお子さまの場合、わずかな汗の刺激でも激しいかゆみが発生しやすくなります。まさに「あせもがアトピーを悪化させる」連鎖構造です。

    厚生労働省 | 汗疹. 診断の参考項目

    あせもの3つのタイプ
    あせもの3つのタイプ

    掻き壊しによる悪循環:細菌感染のリスク

    かゆみを我慢できずに掻き壊すと、皮膚の表面がさらに傷つき、バリア機能が完全に失われます。この傷口から黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌が侵入し、感染症(とびひ)や、さらなる炎症(二次感染)を引き起こすことで、治療を困難にし、アトピー性皮膚炎の難治化につながるとされています。

    第一三共ヘルスケア | ひふ研 あせも

    皮膚炎の根本対策:「腸脳皮膚相関」と発酵免疫学

    皮膚炎の治療において、ステロイド外用薬などの外からのケアは重要ですが、再発を繰り返さない体質づくりには、皮膚のコンディションを内側から支える「腸内環境」へのアプローチが不可欠です。

    「腸脳皮膚相関(Gut-Skin Axis)」:内臓と皮膚の密な対話

    「腸脳皮膚相関(Gut-Skin Axis)」とは、腸内の細菌叢が免疫系や神経系を介して、皮膚の状態に影響を与えるという、近年注目されている概念です。

    • 短鎖脂肪酸の役割: 腸内の善玉菌は、オリゴ糖や食物繊維を発酵させ、短鎖脂肪酸(特に酪酸)を産生します。この短鎖脂肪酸は、腸管のバリア機能を高めるだけでなく、血液に乗って全身の免疫細胞に作用し、過剰な炎症反応を抑制することが示唆されています。
    • LPS(内毒素)の関与: 腸内環境が乱れると、悪玉菌由来のLPS(リポ多糖)が血液中に漏れ出しやすくなり、これが全身の炎症やアレルギー反応を増強する一因となる可能性が指摘されています。

    腸内細菌と免疫疾患 大野博司

    米由来の乳酸菌と「Th1/Th2バランス」の精密調節

    アレルギー体質の本質は、免疫細胞の一種であるヘルパーT細胞が、アレルギー反応を促進するTh2細胞優位に傾くことにあります。このバランスを是正し、抑制系免疫細胞やTh1細胞側へ誘導する機能を持つ成分が、体質改善の鍵となります。

    専門知見:特定の米由来乳酸菌研究で示唆される有用性

    「米や穀物などの植物由来の乳酸菌は、特定の機能を持つ株が発見されやすい環境です。神戸大学・兵庫県工業技術センターとの共同研究で有用性が示唆されている米由来の乳酸菌(例:LK-117乳酸菌)は、この免疫バランスを調節する機能、すなわちTh1誘導活性を持つ可能性が基礎研究で報告されています。」

    「この活性は、過剰なTh2反応によって引き起こされるアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状に対し、免疫システムの『過敏さ』を穏やかにするサポート役となる可能性を示しています。これは、単なる整腸作用に留まらない、発酵免疫学における非常に重要な知見と言えます。」

    したがって、肘のかゆみをはじめとする肌トラブルを繰り返す体質のお子さまには、腸内環境を整える「腸活」として、このような特定の免疫調節作用が期待される米由来の乳酸菌を、日常の食生活に意識的に取り入れることが、根本的な体質サポートに繋がる可能性が示唆されます。

    腸と免疫のつながりを深く知りたい方はこちらも参考になります。

    • アレルギー体質は「腸」で変わる
    • 子どもの免疫と自律神経

    掻き壊しを防ぐ実践的ケア:外側と内側の両面戦略

    皮膚炎の改善は、外側(スキンケア)と内側(インナーケア)の両方から取り組む「両面戦略」が最も効果的です。

    スキンケアの徹底:清潔・冷却・高保湿

    • 清潔: 汗をかいたら放置せず、すぐにシャワーなどで洗い流すか、優しく押さえるように拭き取ります。石鹸は低刺激性のものを十分に泡立てて使い、洗いすぎないよう注意します。
    • 冷却: かゆみが出たら、掻く前に保冷剤などをタオルに包んで患部を冷やします。これにより、かゆみ神経の興奮を一時的に鎮め、掻き壊し悪循環を断つことができます。
    • 高保湿: 入浴後5分以内のゴールデンタイムに、セラミドなどの成分を補給できる低刺激の保湿剤をたっぷりと塗布し、皮膚バリア機能を人工的にサポートします。

    内側からの体質サポート:米由来乳酸菌を食生活に

    アレルギー体質を持つお子さまには、毎日の食事から腸内環境を整える「腸活」が重要です。米麹や酒粕といった日本の伝統的な発酵食品は、もともと米由来の乳酸菌が棲みつきやすい環境です。

    ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌だけでなく、米を培地としてその有用性が発見された乳酸菌を意識的に選ぶことで、より日本人の体質や食文化に合った形で、アレルギーや整腸作用への有用性が示唆されている成分を取り入れることができます。日常の健康習慣として、米由来の乳酸菌を意識した食品の選択を検討されてはいかがでしょうか。

    日常で取り入れやすい腸活や体調管理はこちらも参考になります。

    • 睡眠と腸内環境
    • 子どもの鼻水と腸内環境

    FAQ:よくある質問

    あせもが長引いて赤みが引かない場合、自宅で様子を見ていいですか?
    通常のあせもは数日で治まりますが、長引く赤みは炎症が深く進行しているか、掻き壊しによる二次感染、あるいはアトピー性皮膚炎の悪化が考えられます。特に赤みが強い、膿が出ている、発熱を伴う場合は、市販薬では対応できないことが多いため、速やかに皮膚科を受診し、適切な診断と治療を受けてください。
    肘の内側のかゆみを予防するために、スキンケア以外で最も重要な対策は何ですか?
    スキンケア(清潔・保湿)が基本ですが、肌トラブルを繰り返さないための最も重要な対策は、内側からの体質サポートです。すなわち、腸内環境を整え、免疫のバランスを正常に保つ「腸活」です。腸管免疫のバランスが安定することで、皮膚の過敏な反応が穏やかになる可能性が示唆されています。
    「米由来の乳酸菌」は、アトピーだけでなく花粉症にも有用性が期待されていますか?
    はい。アトピーと花粉症はいずれも免疫バランスの乱れが関わるアレルギー疾患です。神戸大学などで行われた研究でその有用性が示唆されている米由来の乳酸菌は、免疫バランスを正常化する(Th1側へ誘導する)働きが期待されているため、花粉症やその他のアレルギー症状への有用性も示唆されています。食品として継続的に摂取することで、体質改善のサポートとなる可能性が期待されます。
    子どもが肘の内側を掻き壊してしまいました。家庭でできる対処法は?
    掻き壊しは細菌感染のリスクを高めるため、まず患部を清潔に保ち、清潔なタオルなどで冷やしてかゆみを抑えます。冷やすことで、かゆみの神経伝達を鈍らせ、掻き壊しの悪循環を断つことができます。傷が深い場合や浸出液が出ている場合は、すぐに皮膚科を受診してください。

    まとめ:皮膚のトラブルは「腸管免疫」から整える時代へ

    肘の内側のかゆみや皮膚炎を繰り返す構造は、皮膚バリアの低下と腸管免疫の乱れが深く関わる複雑な問題です。外からの丁寧なスキンケアに加え、米由来の乳酸菌のような科学的知見に基づいた成分を内側から取り入れることは、アレルギー体質の根本的な改善を目指す、現代の親御さんにとって非常に重要な戦略です。

    アレルギーと腸内環境については、以下にて詳しく説明しています。
    アレルギーと腸内環境まとめ|子どもの予防・乳酸菌の最新知見

    本記事は研究結果や一般的な知見をもとにした情報提供を目的としており、医療行為や治療を目的としたものではありません。症状がある場合は医師や専門家にご相談ください。

    あせも, アトピー, 対策方法, 腸内環境

    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チームによる監修のもと執筆しています。チームは長年の乳酸菌に関する基礎研究・学会発表を通じ、腸内環境・免疫応答・乳酸菌の働きに関する知見を蓄積しています。詳しい研究成果は 研究成果ページ をご覧ください。

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