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花粉症の薬は副作用が心配…乳酸菌での予防がオススメの理由

    花粉症の薬は副作用が心配!?乳酸菌での予防がオススメの理由

    花粉症の薬は副作用が心配…乳酸菌での予防がオススメの理由

    By 菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム | アレルギー情報 | 0 comment |

    公開日: 2020年03月25日
    更新日: 2026年02月14日

    【結論】花粉症には薬で症状を抑える方法がありますが、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの副作用や飲み合わせの懸念もあり、単に薬だけに頼るのは最適とは言えません。薬は必要な時に利用しつつ、腸内環境を整え免疫バランスを改善する生活習慣や乳酸菌摂取を組み合わせることで、症状の根本的な予防や体質改善につながる可能性があります。また、薬の種類や効果・副作用を理解し、医師や薬剤師に相談しながら適切に選ぶことが大切です。

    検証:菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム
    研究成果一覧(LK‑117等)
    菊正宗酒造総合研究所

    くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの辛い花粉症の症状。症状を抑えるために薬を飲んでいる方も多いのではないでしょうか。処方薬でも市販薬でも心配なのが副作用。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ……。花粉症のシーズンを乗り切るために欠かせないのが「薬」です。しかし、「薬を飲むと眠くなる」「喉が渇く」といった不満を抱えている方も多いはず。最新の薬物療法と、根本から体を整えるアプローチについて解説します。

    菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム

    【記事の監修者】
    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
    当チームは以下のような研究実績を基盤に、腸内環境・乳酸菌・免疫応答の関係を継続的に検証しています:
    ・ 神戸大学共同研究(アレルギー抑制モデル etc)
    ・ 日本生物工学会 技術賞受賞研究

    【研究開発に携わる専門家】

    米由来乳酸菌「LK-117」の研究には、神戸大学 名誉教授であり 微生物学・生物工学の分野で多くの実績を持つ 水野 雅史 先生 が関わっています。

    【研究の根拠】

    乳酸菌のアレルギー性鼻炎に対する働きは、IgE だけに依存しない免疫調整作用として報告されています。生酛由来乳酸菌 LK-117 の研究では、Th1/Th2 バランスの調整や、アレルギー反応に関わるサイトカインの変化が確認されています。

    研究の詳細は以下にまとめています:
    研究成果一覧(学会発表・論文)

    ※研究結果には限界があり、すべての方に同じ作用が得られるわけではありません。本記事は治療を目的としたものではありません。

    日本の花粉症の傾向と基本的な予防対策

    花粉症は、花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。
    花粉症の主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが現れます。
    家族に花粉症を持つ人がいたり、気管支ぜん息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などがある方は、花粉症を発症しやすいと言われています。

    もはや日本人の国民病とも言われている花粉症ですが、
    現在、日本人の約30%が花粉症といわれていて、ここ数年の間にかなりの勢いで増加しています。

    日本人の花粉症が増加している原因

    スギ花粉症が急に増加した原因の一つは、戦後、盛んに杉が植林され、その杉が多量に花粉を出すようになったことがいわれています。また、排気ガスに含まれる窒素酸化物はアレルギーを起こしやすくするので、自動車の増加による環境汚染も花粉症増加に関係しているといわれています。

    このような環境の変化以外にも、体質の変化が問題視されています。戦後、食生活が欧米型に変化してきたことにより、栄養状態は良くなりましたが、肉食中心の食生活は花粉症だけでなく、さまざまなアレルギーを起こしやすい体質に変えています。また、衛生環境が良くなったことで、かえって抵抗力が低下していることも影響していると考えられています。

    また、花粉症の症状と関連性の強いもののひとつとして、喫煙を指摘する報告がある他、換気の悪い部屋でのストーブやガスレンジなどの燃焼による室内環境の汚染も症状悪化に関係するとの指摘もあります。

    花粉症対策の基本

    花粉症対策の基本は、アレルギーを引き起こす原因となる「花粉を避ける」ことが一番です。

    花粉が飛散する時期や種類は地域によって異なりますが、日本で最も多いとされるスギ花粉症の原因となるスギ花粉は、1月下旬から4月中旬頃まで飛散しています。テレビやインターネットなどで花粉の飛散情報を確認し、花粉が飛散してる時期は外出時には必ずマスクを着用するなどの対策の他、思い切って外出をしないというのもひとつの方法です。

    花粉症予防の基本

    そして、花粉症予防には、「花粉症にならないための体質改善」が必要です。

    花粉症は、体内の免疫機能のバランスが乱れていることよって起こります。この免疫機能が整えば、花粉症の発症を軽減することができます。つまり、免疫力を高め整える体質改善が、花粉症予防の基本になるのです。体質改善のためには、以下に紹介する食生活を含めた生活習慣の見直しが必要です。

    免疫バランスの乱れ

    免疫バランスの乱れ

    • バランスの良い食事
    • 十分な睡眠をとる
    • 適度な運動
    • 体温を上げる(体を冷やさない)
    • ストレスをなるべく溜めない
    • 喫煙をしない
    • よく笑う

    花粉症などのアレルギー疾患と免疫は、深く関係しています。花粉症にならないために、改めて自分の生活習慣を見直してみましょう。

    しかし、花粉症に一度なってしまうと毎年症状が出やすく、花粉症の時期が近づいてくると、また来年も辛い花粉症の症状が来るのかと不安になります。
    そして、花粉症の辛い症状を抑えるためには薬に頼ることもあるでしょう。

    でも、薬で心配なのが副作用です。花粉症の薬は副作用が強いイメージがあり、なるべく頼りたくないという方も多いです。どうしても花粉症の症状が辛いとき、花粉症の薬を上手く活用するためにも、まずは薬の種類や副作用を知ることが大切です。

    花粉症の薬と副作用について

    花粉症の薬には、処方薬・市販薬ともに数多くありますが、花粉症の症状の中でも特に辛い、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに対する飲み薬と点鼻薬について紹介します。

    アレルギー反応が起こると、ヒスタミンおよびロイコトリエンと呼ばれる化学物質が肥満細胞から放出されます。ヒスタミンは「くしゃみ・鼻水」、ロイコトリエンは「鼻づまり」といった症状の関連性があります。それらの反応を抑える薬として、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬があり、「くしゃみ・鼻水」には抗ヒスタミン薬、「鼻づまり」には抗ロイコトリエン薬を主体にした治療が行われます。

    花粉症の飲み薬の種類と副作用

    第1世代抗ヒスタミン薬

    くしゃみ・鼻水を起こすヒスタミンの働きを抑えます。即効性がありますが、持続性はありません。多くの市販薬に含まれている成分ですが、眠くなったり・口が渇くなどの副作用があります。また、緑内障や喘前立腺肥大症の方は服用できません。

    第2世代抗ヒスタミン薬

    第1世代と比べて効果が出るまでやや遅いですが、持続が長く副作用が少なくなっています。以前は処方箋が必要な成分でしたが、最近では市販薬で売られるようになりました。眠くなりにくい花粉症の薬として、現在もっとも使用されている薬です。しかし、他の病気の薬との飲み合わせが悪いものもあるので、自己判断せずに念のため医師や薬剤師に相談する方がいいでしょう。

    抗ロイコトリエン薬

    鼻づまりを起こすロイコトリエンの働きを抑えます。眠気などの症状も少なく、喘息でも使用されることの多い薬です。こちらは、抗ヒスタミン薬に比べて、何日か飲み続けることで徐々に効果が見られます。また、抗ヒスタミン薬にあわせて使用されることがあります。ただし、約3割の方は、抗ロイコトリエン薬が効きにくい体質であることも報告されています。

    抗アレルギー薬

    肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されるのを抑える薬です。花粉症の症状を直接抑える作用はないので、花粉症シーズンの2週間~1か月前から飲み始め、花粉症のシーズンが終わるまで飲み続ける予防薬という位置づけです。

    ステロイド薬

    ステロイドは副腎皮質ホルモンとも呼ばれ、薬として使用すると炎症を抑える効果があります。副作用も多いため、特に症状が強い時のみに短期間で使用します。ステロイドには危険なイメージがありますが、用法用量を守る限り、ほとんど危険性はありません。 しかし、副作用が出る可能性がゼロではないので、医師の指示を受けながら使用する必要があります。

    第1世代抗ヒスタミン薬は即効性が期待でき効果も実感しやすいですが、眠気など副作用が出やすい傾向があります。また、第2世代抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬は、副作用が少ないのがメリットですが、効果が出るまでに時間がかかるので、症状が本格化する2週間以上前から服用するのがオススメです。

    • 眠気の軽減: 脳に成分が入りにくい設計になっており、集中力への影響(インペアード・パフォーマンス)が大幅に抑えられています。
    • 効果の持続: 1日1回〜2回の服用で24時間安定して効くタイプが増えています。
    • 点鼻ステロイド薬: 鼻づまりが強い場合、鼻に直接スプレーするタイプが推奨されます。全身への副作用が少なく、炎症を根本から抑える効果が高いのが特徴です。

    花粉症の点鼻薬の種類と副作用

    • ステロイド薬:点鼻薬は鼻の炎症している部分にのみ使用するため、飲み薬と比べ薬の量が少なくて済むので、副作用が少ないが効果を発揮する特徴があります。くしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果があります。
    • 血管収縮薬:血管収縮薬を使うことで血管のむくみがとれ、鼻づまりが改善する薬です。一時的に血管が収縮して症状は改善しますが、数時間後には再び血管が広がり鼻粘膜が腫れるリバウンドを起こします。そのため、使い続けると鼻づまりがひどくなることがあるので、最低限の使用にとどめましょう。

    点鼻薬は、ステロイドによって鼻粘膜の炎症とアレルギー反応を抑えるものと、血管を収縮させて鼻づまりを抑えるものがあります。ステロイドは、内服ではないので副作用の心配はほとんどありませんが、血管収縮薬は注意が必要です。

    花粉症の薬は市販薬で大丈夫なのか

    基本的には、医療機関を受診して医師の処方を受けたほうが安心ですが、なかなか忙しくて受診できないという方は、市販薬を利用するのも一つの手段です。

    医療機関を受診する場合は、花粉症のような症状がでたら早めの受診を心がけ、予防目的で市販薬を購入する場合にも必ずお薬手帳を持参し、薬剤師に相談するようにしましょう。市販薬だから安全で、副作用や飲み合わせの問題がないということはないということを忘れずに。

    飲み薬と点鼻薬どちらが有効か

    薬には全て何かしらの副作用が起こるかもしれないことを踏まえた上で、症状を早く和らげるために、飲み薬と点鼻薬、使用するならどちらが効果的なのかが気になるところですね。

    花粉が本格的に飛び始めるのは2月中旬頃だけれど、気がついていないだけで、実際は1月上旬から徐々に飛び始めています。この段階で、実は体内ではアレルギー反応が起こり始めているのです。始めはごく少量でも、繰り返し吸い込んでいると、そのうち炎症が起こり敏感になっていきます。

    症状がまだ出ていないうちに薬で抑え込むことで、症状が出てくるのが遅くなり、軽く済むのです。鼻だけでなく、目にも言えることで、目がかゆくなり始める前に、点眼薬を使いはじめるとよいということになります。

    ここで、飲み薬を使うのか、点鼻薬を使うのかとなってきますが、一般的には飲み薬を使用する人の方が多いのではないでしょうか。しかし実際は、点鼻薬を使う方が症状を抑えることができたという結果がある研究で出ています。点鼻薬にも色々な種類がありますが、最もよいとされているのはステロイド点鼻薬。ステロイドと聞くだけでちょっと…という方はいらっしゃると思いますが、最近のステロイド点鼻薬は非常に副作用が少なくなってきています。

    症状の出る鼻に直接振りかけるので、非常に効率が良い治療手段とされており、全身にも吸収されづらい特徴があるので、安心して使用できます。また、眠気が起きないというのも◎気になる方は、一度、処方してみてもらってはどうでしょうか。毎年辛い思いをしていたのも、早めに始めることで、今回は大丈夫だった!となるかもしれませんね。

    なぜ腸が花粉症に関係するのか?(免疫スイッチの仕組み)

    腸内環境が整っていると、免疫システムは「正しく」働きます。しかし、腸内環境が乱れると、免疫のバランスが崩れ、アレルギー反応が起きやすくなります。

    Th1細胞とTh2細胞の天秤

    私たちの免疫には、ウイルスなどと戦う「Th1細胞」と、アレルギーに関わる「Th2細胞」があります。

    • 腸内環境が悪い状態: Th2細胞が優位になり、花粉に対して過剰な「IgE抗体」を作り、激しいアレルギー症状を引き起こします。
    • 乳酸菌による調整: 特定の乳酸菌を摂取することでTh1細胞を活性化させ、「Th1とTh2のバランス」を正常な位置に戻す手助けをします。

    免疫のブレーキ役「Treg(制御性T細胞)」

    近年、最も注目されているのが「Treg(トレグ)」と呼ばれる細胞です。

    この細胞は、免疫の暴走を抑える「ブレーキ」の役割を果たします。腸内細菌が食物繊維を分解して作る「短鎖脂肪酸(酪酸など)」は、このTregを増殖させるスイッチであることがわかっています。

    乳酸菌が花粉症にアプローチする3つのルート

    乳酸菌は単に「菌」として存在するだけでなく、腸内でさまざまな化学反応を引き起こします。

    ルートA:腸管バリアの強化

    腸の粘膜が弱まると、異物が体内に入り込みやすくなり、免疫が常にピリピリした状態(感作状態)になります。乳酸菌は腸の粘膜を保護し、「バリア機能」を高めることで、全身の免疫系をリラックスさせます。

    ルートB:IgA抗体の産生促進

    腸内環境が良いと、粘膜の守護神である「IgA抗体」が増えます。これが鼻や目の粘膜でも分泌されることで、花粉が体内に侵入するのを入り口でブロックし、炎症を未然に防ぐ力を高めます。

    ルートC:短鎖脂肪酸という「メッセージ物質」

    乳酸菌やビフィズス菌が作る短鎖脂肪酸は、血液に乗って全身を巡り、遠く離れた鼻や目の粘膜にある免疫細胞にも「落ち着いて!」というメッセージを届けます。

    【実践】効果的な「腸活×花粉症」対策

    「とりあえずヨーグルトを食べる」だけではもったいない!より効率的な方法をご紹介します。

    • 「自分に合う菌」を2週間試す:乳酸菌には相性があります。特定の製品を2週間ほど続けてみて、便通や体調に良い変化があるか観察してください。
    • エサ(食物繊維・オリゴ糖)を忘れない:菌を摂る(プロバイオティクス)だけでなく、菌を育てるエサ(プレバイオティクス)を一緒に摂る「シンバイオティクス」が鉄則です。

    「米由来」や「伝統発酵食品」の力

    日本人の腸は古来より穀物や発酵食品に慣れ親しんでいます。お米から抽出された乳酸菌や、味噌・漬物などの植物性乳酸菌は、日本人の腸内フローラと馴染みやすいという特徴があります。

    ▶ Lk-117乳酸菌の強さの秘密はこちら

    FAQ:よくある質問

    薬を飲んでいても乳酸菌を摂っていいですか?
    はい、問題ありません。薬は「今出ている火事(炎症)」を消す役割、乳酸菌(腸活)は「火事になりにくい家(体質)」を作る役割です。併用することで、将来的に薬の量を減らせる可能性も期待できます。
    花粉症の時期だけやればいいですか?
    腸内環境の変化には時間がかかります。花粉が飛び始める少なくとも1ヶ月前から、免疫の土台作りを始めるのがベストです。もちろん、シーズン中から始めても遅すぎることはありません。
    どんな食べ物がおすすめですか?
    乳酸菌(ヨーグルト、納豆、漬物、甘酒)+ 水溶性食物繊維(わかめ、めかぶ、ごぼう、アボカド)の組み合わせが、最強の「花粉症対策メニュー」です。

    まとめ:鼻ではなく「お腹」を整えるという新習慣

    花粉症対策といえば、マスク、メガネ、そして抗ヒスタミン薬が三種の神器でした。しかし、これらはすべて「外からの敵」を防ぐか、起きた後の火消しです。

    本来の解決は、「花粉を敵と見なさない体」を内側から作ること。

    腸内環境を整え、多様な細菌が共生する「豊かなフローラ」を育てることは、花粉症の症状軽減だけでなく、全身の健康、そして心の安定(腸脳相関)にもつながります。今日から「お腹に良いもの」を選ぶ習慣を、花粉症対策の第一歩にしてみませんか。

    花粉症と乳酸菌に関する情報については、以下にて詳しく説明しています。
    ▶ 花粉症と乳酸菌まとめ|腸内環境から考える新しい対策法

    本記事は研究結果や一般的な知見をもとにした情報提供を目的としており、医療行為や治療を目的としたものではありません。症状がある場合は医師や専門家にご相談ください。

    乳酸菌, 副作用, 花粉症, 薬

    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チームによる監修のもと執筆しています。チームは長年の乳酸菌に関する基礎研究・学会発表を通じ、腸内環境・免疫応答・乳酸菌の働きに関する知見を蓄積しています。詳しい研究成果は 研究成果ページ をご覧ください。

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