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乳酸菌とビフィズス菌の全貌。科学的知見から紐解く菌活の最前線

    乳酸菌とビフィズス菌の違い

    乳酸菌とビフィズス菌の全貌。科学的知見から紐解く菌活の最前線

    By 菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム | 乳酸菌研究 | 0 comment |

    公開日: 2019年04月20日
    更新日: 2026年02月03日

    人の腸内に棲む乳酸菌とビフィズス菌

    私たちの腸内に存在している善玉菌には、乳酸菌やビフィズス菌があります。これらの菌は、様々な形態で経口的に摂取することで体に良い作用をもたらすことから、健康維持に活用されています。プロバイオティクスとして乳酸菌やビフィズス菌を用いた多くの商品が販売されており、特にヨーグルトは身近な存在です。

    パッケージを見ると、同じヨーグルトでも「乳酸菌」と表示しているものもあれば、「ビフィズス菌」と表示しているものもあります。乳酸菌とビフィズス菌はどちらも善玉菌の一種なので同じものに思われがちですが、生物学的には異なった種類の菌に分類されます。

    乳酸菌とビフィズス菌の歴史と科学的分類

    乳酸菌について

    乳酸菌とは、糖を発酵して大量の乳酸を作る細菌類の総称です。古くからヨーグルト、チーズ、漬物、清酒などの発酵食品の製造に利用されてきました。長年の研究により、その有用な機能が科学的に証明されるのに伴い、近年では人の健康に対する効果が注目されるようになりました。

    乳酸菌は、人や動物の体をはじめ、環境中の様々な場所に存在しており、一口に乳酸菌と言っても性質が異なる多くの種類が混在しています。そのため、健康に対する効果も多種多様です。

    ビフィズス菌について

    ビフィズス菌は「Bifidobacterium属」に属する菌の総称です。当初は乳酸菌の一種と考えられていましたが、ビフィズス菌は糖を分解して乳酸だけでなく、酢酸も作り出す点が異なります。このため、現在では乳酸菌とは異なる種類として分類されています。

    ビフィズス菌は、主に人や動物の腸管に棲息しています。数量的には、成人の腸内の善玉菌の99%以上がビフィズス菌です。人の腸内からは、主に7種類、全体で約10種類のビフィズス菌が分離されていますが、どの種類の菌がどれくらいの数いるかは個人差が大きく、専門機関での分析が必要です。

    菌の形態と酸素耐性:生物学的な違い

    ビフィズス菌と乳酸菌の生物学的な違いは、代謝産物、棲息場所、酸素耐性、そして菌の形にあります。

    • 代謝産物:
      ビフィズス菌は乳酸と酢酸の両方を生成しますが、乳酸菌は主に乳酸のみを生成します。酢酸は乳酸よりも腸内を酸性にする力が強く、アルカリ性の環境を好む悪玉菌の増加を防ぐ力が強いのが特徴です。
    • 酸素耐性:
      乳酸菌は酸素があっても生育できる「通性嫌気性菌」が多いのに対し、ビフィズス菌は酸素があると生育できない「偏性嫌気性菌」です。これが、ビフィズス菌が酸素の少ない大腸に多く棲む理由です。
    • 菌の形:
      乳酸菌は桿状(棒状)または球状であるのに対し、ビフィズス菌は分枝状、V字状、Y字状など、不規則な形態や配列をしています。
    ビフィズス菌 乳酸菌
    棲息場所 人・動物の腸管 人・動物の腸管 + 発酵食品 + 自然界
    菌の形 多形性(分枝、こん棒状など) 桿状又は球状
    主な代謝産物 乳酸 + 酢酸 乳酸
    酸素耐性 偏性嫌気性(酸素があると生育できない) 通性嫌気性(酸素があっても生育できる)

    腸内フローラを整える3つの主要アプローチ

    健康維持のためには、善玉菌が優位な腸内環境を保つことがとても重要です。腸内細菌のバランスは、加齢や食生活、ストレスなどによって崩れやすいため、プロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックスという3つの主要なアプローチが注目されています。

    プロバイオティクスとプレバイオティクス

    プロバイオティクスとプレバイオティクス

    プロバイオティクス:生きた菌の摂取

    プロバイオティクスは、「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」と定義されます。ヨーグルト、納豆、サプリメントなどが該当します。

    ただし、摂取した菌は、たとえヒト由来の菌種であっても、基本的に腸に定着することは難しいとされています。そのため、効果を得るためには毎日継続的に摂取し、常に腸に菌がいる状態を保つことが大切です。

    プレバイオティクス:善玉菌のエサを摂取する

    プレバイオティクスとは、「プロバイオティクスの働きを助ける食品成分」です。これは、もともと腸内に棲んでいるビフィズス菌などの善玉菌を増やすエサとなります。代表的なものには、消化・吸収されにくい難消化性のオリゴ糖や食物繊維などがあり、腸内環境を改善する働きが期待されます。

    プロバイオティクスとプレバイオティクスを同時に摂取する「シンバイオティクス」という考え方も注目されており、より効果的なアプローチとして研究が進められています。

    バイオジェニックス:直接働く菌の成分を摂取する

    バイオジェニックスは、「腸内フローラを介することなく、直接生体に有益な作用をもたらす食品成分」です。 「生きた菌が良い」というイメージが強いかもしれませんが、加熱殺菌済みの乳酸菌の菌体や、菌が作り出す物質にも、整腸作用や免疫を整える働きが期待できることが研究で明らかになっています。

    バイオジェニックスは、品質が安定しており、効率よく菌数を摂取できるというメリットがあります。

    バイオジェニックス

    バイオジェニックス

    まとめ:賢い菌活の選び方

    乳酸菌とビフィズス菌はどちらも善玉菌であり、それぞれに異なる特徴があります。腸内の善玉菌の99%を占めるのはビフィズス菌ですが、どちらか一方が優れているというわけではありません。

    大切なのは、自分の目的に合ったアプローチを選ぶことです。生きた菌(プロバイオティクス)だけでなく、善玉菌のエサとなる成分(プレバイオティクス)や、菌が作り出す成分(バイオジェニックス)も有効な選択肢です。それぞれの特徴を理解し、毎日の生活に取り入れていくことが、健康維持への第一歩となるでしょう。

    研究結果の位置づけについて

    本記事で紹介した研究結果は、
    乳酸菌の性質や腸内環境との関係に関する
    基礎的な知見を示したものです。

    ただし、これらの結果は、
    個人差や生活習慣、症状の種類や重さなどによって、
    影響の受け方が異なることが知られています。

    そのため、実際の健康対策としては、
    特定の成分や研究結果だけで判断するのではなく、
    症状全体や生活背景を踏まえて考えることが重要です。
    ▶ LK-117乳酸菌とは?研究背景と菌株としての位置づけを解説

    【読者からよくある質問】アレルギーについて

    Q1: 乳酸菌とビフィズス菌は同じものですか?

    A. 乳酸菌とビフィズス菌はどちらも善玉菌の一種ですが、生物学的には異なる種類の菌に分類されます。乳酸菌は主に乳酸を作り、ビフィズス菌は乳酸と酢酸の両方を作ります。

    Q2: 健康維持のためには、乳酸菌とビフィズス菌のどちらを摂取する方が良いですか?

    A. 人の腸内善玉菌の99%以上はビフィズス菌が占めているため、ビフィズス菌を増やすことが重要です。しかし、どちらか一方が優れているというわけではありません。自分の目的に合った効果が期待できるものを選ぶことが大切です。

    Q3: 摂取した乳酸菌やビフィズス菌は腸に定着しますか?

    A. 摂取した乳酸菌やビフィズス菌は、基本的に腸に定着することは難しく、数日で便として排出されてしまいます。そのため、効果を得るためには毎日習慣的に摂取を続けることが重要です。

    Q4: 加熱殺菌された乳酸菌に効果はありますか?

    A. はい、効果が期待できます。加熱殺菌された乳酸菌でも、もともと腸内に棲息する善玉菌のエサになったり、腸内環境を介さずに直接体に働きかけたりする「バイオジェニックス」としての機能が研究で示唆されています。

    シンバイオティクス, バイオジェニックス, ビフィズス菌, プレバイオティクス, プロバイオティクス, 乳酸菌

    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チームによる監修のもと執筆しています。チームは長年の乳酸菌に関する基礎研究・学会発表を通じ、腸内環境・免疫応答・乳酸菌の働きに関する知見を蓄積しています。詳しい研究成果は 研究成果ページ をご覧ください。

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