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乳酸菌と短鎖脂肪酸|腸内環境・便秘・免疫を支えるエネルギー

    乳酸菌と短鎖脂肪酸|腸内環境・便秘・免疫を支えるエネルギー

    乳酸菌と短鎖脂肪酸|腸内環境・便秘・免疫を支えるエネルギー

    By 菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム | 乳酸菌の美容と健康 | 0 comment |

    公開日: 2026年02月24日
    更新日: 2026年03月02日

    【結論】乳酸菌の最も重要な役割の一つは、腸の細胞のエネルギー源となり、全身の代謝をコントロールする「短鎖脂肪酸」を増やすためのサポートをすることにあります。最新の研究では、乳酸菌単体が働くのではなく、腸内の他の菌とチームを組むことで初めてこの強力な物質が生み出されることがわかっています。

    検証:菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム
    研究成果一覧(LK‑117等)
    菊正宗酒造総合研究所

    この記事のポイント

    • はじめに
    • 記事の監修者
    • 短鎖脂肪酸(SCFA)とは
      腸内細菌が食物繊維を分解して作る代謝産物の総称。腸を動かす主要なエネルギー源であり、健康の要です。
    • SCFAが腸と全身に与える影響
      腸バリアの強化や炎症の抑制、さらには脳や代謝への関与など、その働きは全身の健康状態を左右します。
    • 乳酸菌とSCFAの関係
      乳酸菌が作る「乳酸」をエサに別の菌が短鎖脂肪酸を作る、菌同士の「バトンタッチ」が産生の鍵を握ります。
    • SCFAが増える人・増えない人
      腸内細菌の多様性や、エサとなる食物繊維の摂取量で差がつきます。菌と食事の相性を見極めが重要です。
    • SCFAを増やす生活習慣
      発酵食品と食物繊維をセットで摂る「シンバイオティクス」を継続し、菌が働きやすい環境を整えましょう。
    • FAQ:短鎖脂肪酸(SCFA)と乳酸菌に関するよくある質問
      ダイエットとの関係や効果的な摂取期間など、短鎖脂肪酸を増やす際によくある疑問を専門的に解説します。
    • まとめ:乳酸菌で「短鎖脂肪酸」を増やし、全身の健康を底上げする
      短鎖脂肪酸の産生を最大化するコツを総括。正しい知識で、ウイルスや不調に負けない体を作りましょう。
    ドヨーン

    >「毎日ヨーグルトを食べているのに、いまいちスッキリしない」

    ドヨーン

    「疲れやすさや腸の不調が改善しない」

    と悩んでいませんか?

    その原因は、乳酸菌そのものの働きではなく、乳酸菌が腸内で生み出すべき「短鎖脂肪酸(SCFA)」が不足しているからかもしれません。

    この記事では、専門的な文献に基づき、乳酸菌と短鎖脂肪酸の深い関係を解説します。この記事を読めば、あなたの腸活がなぜうまくいかなかったのかが腑に落ち、本当に効果を引き出すための「正しい乳酸菌と食事の組み合わせ」がわかるようになります。

    菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チーム

    【記事の監修者】
    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は「菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム」による監修のもと作成されています。
    当チームは以下のような研究実績を基盤に、腸内環境・乳酸菌・免疫応答の関係を継続的に検証しています:
    ・ 神戸大学共同研究(アレルギー抑制モデル etc)
    ・ 日本生物工学会 技術賞受賞研究

    【研究開発に携わる専門家】

    米由来乳酸菌「LK-117」の研究には、神戸大学 名誉教授であり 微生物学・生物工学の分野で多くの実績を持つ 水野 雅史 先生 が関わっています。

    【研究の根拠】

    乳酸菌のアレルギー性鼻炎に対する働きは、IgE だけに依存しない免疫調整作用として報告されています。生酛由来乳酸菌 LK-117 の研究では、Th1/Th2 バランスの調整や、アレルギー反応に関わるサイトカインの変化が確認されています。

    研究の詳細は以下にまとめています:
    研究成果一覧(学会発表・論文)

    ※研究結果には限界があり、すべての方に同じ作用が得られるわけではありません。本記事は治療を目的としたものではありません。


    短鎖脂肪酸(SCFA)とは

    短鎖脂肪酸(Short-Chain Fatty Acids:SCFA)は、腸内細菌が食物繊維などの消化されにくい糖類を発酵・分解する過程で生み出す「代謝産物」の総称です。

    酪酸・酢酸・プロピオン酸

    腸内で作られる主要な短鎖脂肪酸は、「酢酸(さくさん)」「プロピオン酸」「酪酸(らくさん)」の3種類です。これらはそれぞれ異なる働きを持っており、酢酸は悪玉菌の増殖を抑える強い殺菌作用を、酪酸は腸の細胞を元気にする作用を持っています。

    腸のエネルギー源

    私たちが食事から得るエネルギーとは別に、大腸の粘膜細胞が活動するためのエネルギーの約70%は、腸内細菌が作る「酪酸」などの短鎖脂肪酸によって賄われています。つまり、短鎖脂肪酸は腸を動かすための直接的な「ガソリン」と言えます。

    不足すると何が起こるか

    短鎖脂肪酸が不足すると、腸の細胞はエネルギー不足に陥り、動きが鈍くなります。その結果、バリア機能が低下して有害物質が体内に入り込みやすくなったり、腸内のpHがアルカリ性に傾いて悪玉菌が増殖しやすい環境になったりするリスクが高まります。

    下痢・腹痛について詳細は、以下記事でも深く解説しています。
    ▶ 乳酸菌が合わない人の特徴と原因|下痢・腹痛は体質か?

    SCFAが腸と全身に与える影響

    短鎖脂肪酸の恩恵は、腸の中だけに留まりません。血流に乗って全身を巡り、驚くべき健康効果をもたらす可能性があります。

    腸のバリア機能

    短鎖脂肪酸は、腸の粘膜から分泌される粘液の量を増やし、細胞同士の結合(タイトジャンクション)を強固にします。これにより、病原菌や未消化のタンパク質が血中に漏れ出すのを防ぎます。この強力なバリアは、[腸管免疫(GALT)]の正常な働きを根底から支える重要な要素です。

    炎症抑制

    「糖化ストレス研究会」の文献などでも示されている通り、短鎖脂肪酸は腸内の特定の受容体(GPR41、GPR43など)に結合することで、過剰な免疫反応や全身の微小な炎症を抑えるシグナルを送る可能性があります。これは、アレルギーや自己免疫疾患の予防にも関連すると考えられています。

    腸脳相関

    短鎖脂肪酸は、腸から脳へと続く神経ネットワーク(腸脳相関)にも関与します。腸のホルモン分泌を促すことで、食欲を適正にコントロールしたり、交感神経の働きを調整してエネルギー代謝を活発にしたりするなど、肥満予防やメンタルヘルスの安定にも寄与することが期待されています。

    便秘改善

    腸内が酸性に保たれることで、ぜん動運動(腸が便を押し出す動き)が自然に促されます。さらに、腸管内の水分分泌を調整するため、便が柔らかくなり、スムーズな排便につながります。

    乳酸菌の効果を感じない対策についてはこちらを参考にしてください。
    ▶ 乳酸菌の効果を感じないのはなぜ?研究ベースで原因と対策

    乳酸菌とSCFAの関係

    「乳酸菌を摂れば短鎖脂肪酸が直接増える」と思われがちですが、実はそのメカニズムはもう少し複雑です。

    乳酸菌は直接SCFAを作らない

    乳酸菌が糖を分解して主に作り出すのは「乳酸」や「酢酸」です。乳酸菌自身は、大腸の主要なエネルギー源である「酪酸」や「プロピオン酸」を直接作り出すことはほとんどありません。

    SCFA産生菌を増やす

    ではなぜ乳酸菌が重要なのか。それは、乳酸菌が作る「乳酸」が、腸内を酸性に保ち、酪酸を作る有益な菌(Clostridiales目など)が住みやすい環境を整える「環境整備役」として働くからです。

    乳酸 → 酪酸のクロストーク

    ここが最大のポイントです。乳酸菌が作った「乳酸」をエサにして、別の腸内細菌が「酪酸」を作り出すという、菌同士のリレー(クロストーク)が腸内で行われています。国立遺伝学研究所の文献でも、乳幼児の腸内において特定の菌が増加し、この代謝経路の連携によって酪酸が産生される過程が確認されています。乳酸菌は、この[IgA]などの免疫物質を誘導する豊かなネットワークの起点となるのです。

    腸内細菌由来短鎖脂肪酸における宿主エネルギー代謝機能制御

    SCFAが増える人・増えない人

    同じように生活していても、腸内で短鎖脂肪酸をたっぷり作れる人と、そうでない人がいます。

    腸内細菌の多様性

    短鎖脂肪酸を安定して作るには、乳酸菌だけでなく、それをリレーで受け取る「多様な菌」が腸内に存在している必要があります。偏った食事やストレスで菌の多様性が失われている人は、生産効率が落ちてしまいます。

    食物繊維の種類

    菌のエサとなる「食物繊維」が不足していれば、いくら良い菌がいても短鎖脂肪酸は作られません。水溶性食物繊維(海藻類、大麦など)は特に効率の良いエサとなります。

    乳酸菌との相性

    乳酸菌には数千もの「菌株」があり、自分の腸内フローラと相性の良い菌株でなければ、うまくクロストークが起きない場合があります。もし[乳酸菌の効果を感じない理由]があるとすれば、それは菌株が合っていないか、エサ不足の可能性があります。[乳酸菌が自分に合わない人]は、異なる菌株(例えば、日本人の腸と相性が良いとされる米由来のLK-117などの植物性乳酸菌)を試してみるのも一つの手です。

    乳酸菌の定着対策についてはこちらを参考にしてください。
    ▶ 乳酸菌は腸に定着するのか? 真実とエビデンスを解説

    SCFAを増やす生活習慣

    短鎖脂肪酸の産生を最大化し、腸と全身のエネルギー代謝を上げるための具体的なアクションです。

    食物繊維

    1日プラス1品の海藻サラダや、白米に大麦を混ぜるなど、「水溶性食物繊維」を意識的に増やしましょう。これが短鎖脂肪酸の材料(プレバイオティクス)となります。

    発酵食品

    ヨーグルト、味噌、納豆、キムチなどの発酵食品から、乳酸菌をはじめとする多様な菌(プロバイオティクス)を取り入れましょう。材料と菌を同時に摂る「シンバイオティクス」が最も効率的です。

    乳酸菌の継続摂取

    [乳酸菌の腸内への定着]は難しく、数日で体外へ排出される「通過菌」が大半です。しかし、通過する間にもしっかりと「乳酸」を作り出し、酪酸産生菌をサポートしてくれます。だからこそ、途切れさせず「毎日継続して摂る」ことが、短鎖脂肪酸を絶やさないための絶対条件なのです。

    ▶ 乳酸菌・プロバイオティクス完全ガイド

    FAQ:短鎖脂肪酸(SCFA)と乳酸菌に関するよくある質問

    ヨーグルトを食べれば、短鎖脂肪酸(酪酸など)は直接増えますか?
    直接ではなく、「菌の連携(クロストーク)」によって増えます。乳酸菌自身が腸のエネルギー源である「酪酸」を直接作るわけではありません。乳酸菌が作った「乳酸」をエサにして、別の腸内細菌が酪酸を作り出します。この連携プレーを成功させるためには、乳酸菌だけでなく大元のエサとなる食物繊維も一緒に摂ることが不可欠です。
    おならや便が臭いのは、短鎖脂肪酸が足りないサインですか?
    その可能性が高いです。腸内がアルカリ性に傾いているサインと言えます。短鎖脂肪酸(特に酢酸や酪酸)が十分に作られていると、腸内は「弱酸性」に保たれ、悪玉菌によるタンパク質の腐敗(悪臭の原因)が抑えられます。臭いが気になるときは、水溶性食物繊維と乳酸菌を意識して摂り、腸内を酸性に戻すケアがおすすめです。
    短鎖脂肪酸を増やすために、どのくらいの期間続けるべきですか?
    まずは「2週間〜1ヶ月」を目標に毎日継続してください。外から摂り入れた乳酸菌は腸に定着せず、数日で体外へ排出される「通過菌」です。そのため、菌同士の連携(クロストーク)を途切れさせず、常に短鎖脂肪酸を生み出せる環境を作るには、毎日コンスタントに乳酸菌と食物繊維を補給し続ける必要があります。
    短鎖脂肪酸はダイエット(肥満予防)にも関係しますか?
    はい、深く関係しています。最新の研究(糖化ストレス研究会等の文献)により、短鎖脂肪酸は腸の受容体(GPR41/GPR43など)に結合し、脂肪の過剰な蓄積を防いだり、食欲を抑えるホルモンの分泌を促したりと、全身のエネルギー代謝をコントロールする働きがあることがわかっています。

    まとめ:乳酸菌で「短鎖脂肪酸」を増やし、全身の健康を底上げする

    短鎖脂肪酸は全身の健康を支える重要物質。乳酸菌と食物繊維で、効率よく増やしていきましょう。乳酸菌と短鎖脂肪酸(SCFA)の密接な関係について、大切なポイントは以下の3点です。

    • 短鎖脂肪酸は「全身のコントロールタワー」
      腸の細胞を動かすエネルギー源であるだけでなく、炎症を抑え、代謝を整え、[腸管免疫(GALT)]のバリア機能を高めるなど、全身の健康維持に欠かせない物質です。
    • 乳酸菌は「最高のサポーター」
      乳酸菌自体が短鎖脂肪酸(特に酪酸)を作るわけではなく、乳酸菌が作った「乳酸」をバトンとして別の菌が受け取り、短鎖脂肪酸を生み出すという「クロストーク(連携)」が重要です。
    • 「エサ」と「継続」が成功の分かれ道
      短鎖脂肪酸をたっぷり作るには、菌のエサとなる「食物繊維」が必須です。また、通過菌である乳酸菌の影響力を維持するため、毎日欠かさず摂取し続けることが、[IgA]の分泌や強い粘膜バリアの維持に直結します。

    LK-117乳酸菌とGALTに関する情報については、以下にて詳しく説明しています。
    ▶ 乳酸菌が免疫に効く理由|腸管免疫(GALT)の効果とは
    ▶ 乳酸菌と分泌型IgA|花粉症・アレルギーを左右する粘膜免疫
    ▶ LK-117乳酸菌とは?研究から見るその可能性と有用性

    本記事は研究結果や一般的な知見をもとにした情報提供を目的としており、医療行為や治療を目的としたものではありません。症状がある場合は医師や専門家にご相談ください。

    LK-117, 乳酸菌

    菊正宗酒造乳酸菌研究開発チーム

    本記事は菊正宗酒造 乳酸菌研究開発チームによる監修のもと執筆しています。チームは長年の乳酸菌に関する基礎研究・学会発表を通じ、腸内環境・免疫応答・乳酸菌の働きに関する知見を蓄積しています。詳しい研究成果は 研究成果ページ をご覧ください。

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